不動産業の歴史 その4
カテゴリ: 不動産投資
戦後の日本では、土地は慢性的な供給不測の状態でした。
このことが、地価上昇をさらに容認する要因となっていきました。
長年の間こういうことが続き、「土地は預貯金や他の投資などと比較しても有利で、
土地があれば豊かになれる」というところから「土地神話」が誕生したのです。
庶民のマイホームへの夢は膨らむ一方で、農林や山林、田畑を安価で購入し、宅地に
造成して分譲する業者も増えていきました。
購入した方も、いずれ購入価格よりも高い価格で売却することも可能だ、と考えるように
なったことから、住宅ローンの仕組みが生まれ、そのニーズも高まっていきました。
また、大小規模のバブルを常に起こす政策が取られたことも、地価の上昇を加速させ、
人々の土地購入意欲を増大させました。
しかし、地価上昇によるキャピタルゲインの増加と、経済成長に伴う購入者の所得上昇は、
いつまでも比例するわけではなく、これが「バブル崩壊」に至るシナリオでした。
バブル崩壊後の不動産業界の動向は、いうまでもなく、メモ当てられない状態となりました。
そして、平成に入り借地借家法の改正もございました。平成4年8月1日に借地借家法が
一部改正されました。
社会経済情勢の変化による、定期借地権導入と期限付建物賃貸借が新設されました。
立ち退きに関わる改正内容としては、正当事由の明確化と立退き料の明文化です。
「立退き料の支払いの申し出」が正当事由の有無の判断用になるとされたのです。
・ 使用を必要とする事情、従前の経過、利用状況
・ 従前の経過、利用状況、建物の現況
・ 立退き料の支払いの申し出
このような内容が判断として用いられました。
